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Ogawa Guitar Works
デザイン名刺の専門店 i-名刺

簡単な経歴と私のギター作りに対する考えを書いてみました。
材の話など順次書き足していきますのでよかったら時々覗いて見てください。

Profile

小川 徹 (おがわとおる)   1959年生
1981年米国アリゾナ州フェニックス Roberto Venn School Of Luthiery 卒業
1982年お茶の水の楽器メーカー直営店でリペア及びビルトアップに従事
1983年独立、川崎市で修理及び製作を始める
当初は「フライトギターパフォーマンス」というブランドネームでしたが、いつの頃からか「オガワギターワークス」へ改名
以降、楽器を道具として使う方達の為のリペア、カスタマイズをメインにオリジナルギターも作っています。

アリゾナの学校で初めて作ったギター。
マホガニーバック&サイド、レッドウッドトップ、ロゼットにはアバロニ、ウッドパーフリング、マラカイト(インディアンジュエリーに使われる緑色の石)をインレイし、パーフリングとバックストリップも練習の為に何種類も張り合わせて使いました。
小振りのボディで12フレットジョイントと言う事もあり、深い低音はありませんがカラッとした低音とシャキッとした高音で歯切れの良い音になりました。初めてにしてはまずまずだと思いますが細かな点ではまだまだ粗く、とても人に弾いてもらえる様な物ではありません。
でもこのギターが私の原点でもあり、一生の宝物です。

Policy

ポリシーと言うと大げさですが私がギターを作ったり修理する時に心がけている点は、オリジナルギターについてはとにかく他とは違うもの、他にはないもの、と言う点でしょうか。
サウンドの面においても、ルックスやプレイアビリティにおいても、オリジナルで作る以上そのギターでしか出来得ない物を目指しています。
と言っても、まったく既成の物とかけはなれた奇想天外な物(それはそれで面白いのですが)も問題が多すぎますし、そのへんのボーダーラインはお客さん次第と言う事になります。
まず何を一番望んでいるのか、それをはっきりと決めてもらい、そこから話は進んで行きます。
もちろんポイントは一つだけではありませんから、二番目、三番目と優先順位を決め、一つ一つ進めて行きます。そして何を犠牲にしていいのか、どの辺を妥協点にするか、等が見えて来て初めて全体像が浮かび上がって来ます。
材、ピックアップ、ハードパーツ、形状、等々、様々なファクターが絡み合って成り立っている楽器ですからなかなか難しいのです。
そしてそれは一人一人違うものなのです。

修理や改造についてはまた違った難しさがあります。
元の通りに復元して良い場合と、必ずしもそうでない場合があります。
長年使い続けて減ってしまったフレットのリフレット等は特に微妙です。リフレットすれば新品の時と同じ状態に戻す事がほぼ可能ですが、長年使い込まれた物はその状態で手に馴染んでもいるしサウンドもかなり自分の好みにコントロールしやすくなっているはずです。
それがある日新品の状態に戻ってしまえば違和感を感じてしまうでしょう。この場合はお客さんとの綿密な意思疎通が必要になります。どの辺迄戻していいのか、何を犠牲にして何を生き帰らせるか、これもまた一人一人違って当然の事です。

アコースティックのボディー割れ等の場合には逆に元通りのサウンドが出るようにする事は非常に困難です。
補強を入れれば必ず違ってしまいますが、それが避けられない場合は可能な限り影響が少なくなるようにしなければなりません。
出来る限り同じ質の材(同じ様な目のつまりかた、同じ硬さ、同じ乾き具合、等々)を使い必要最低限の質量に留めなければ影響は大きくなってしまいます。
他とは違うものを作る。元と同じように直す。作業は似ている様でまったく正反対の事を目指している事になります。

カツラ セン シナ
独特の玉杢が出ています。
塗装すると美しい斑模様が浮かび上がります。
珍しいトラ杢を揃えて3ピースにしました。シングルコイルよりもハム向きです。

もう一つ私がこだわっている事があります。
ギターとはもともと西洋の楽器で、西洋の音楽の為の楽器ですから主に西洋の材がつかわれています。日本の材がギターに使われる事はあまりありませんが、日本には多くの良質な木材があります。
マホガニー、メイプル、ハカランダ、スプルース、などはあるメーカーのあるモデルに使われて、それがある時代の音楽シーンで多くのミュージシャンに使われた事によってスタンダード化して来ましたが、それ以外の材で作られたギターもたくさんありました。しかし今、多くの人が「これでなきゃ」と言う固定観念に捕われているのではないでしょうか。
50年代のギターが良い鳴りをしているのは確かですが、50年代のフェンダーと木目や軽さが似ていると言う事で最近よく使われているスワンプアッシュの多くはサウンド面では必ずしも50年代のアッシュのニュアンスと同じとは言えないと思います。
よく目のつんだ軽めの日本の栓(セン)の中には50年代のアッシュのニュアンスを持つものがありますし、同じように目のつんだしっかり乾燥した栗材でも多くのスワンプアッシュよりもよほど良い結果が得られるものがあります。
またタモ材等はアッシュの木目とよく似ていますが、サウンド的には良質のマホガニーに近い物があります。
その他にもシナやカツラ、ケヤキ、カキ等ギター材として充分に使える物が沢山あります。
何かに似ている代替えとなる材と言う意味ではなく、楽器用材としての質を持っていると言う事です。
日本で使うならば日本で育った木材が日本の気候にも適しているはずですし、必ず生かす事が出来ると考えています。

Coming Soon


マホバック、メイプルトップ、メイプルネック
これは息子の小学校入学祝いに作っているミニストラトです。間に合うのか?
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