西沢千晶 - エッセイ
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| カナダドライ・ジンジャーエール。ジンジャー=つまりショウガ味の炭酸飲料だ。 生姜味のジュースを作るとはすごい発想だ・・・と思ったら、昔から日本にも生姜湯とか生姜汁などというのがある。 生姜をスリおろしてお湯に溶いてハチミチか砂糖を加えて飲むと、生姜の発汗作用で風邪が治るらしい。 ジンジャーエールがカゼに効くかどうかは不明だが、生姜をジュースにしても悪くないということは分かった。 聞くところによると、生姜汁にレモンを搾って炭酸水を加えると手製のジンジャーエールが簡単にできるらしい。 しかし、元々は生姜が入っていたのだろうが、現在のジンジャーエールに生姜は含まれておらず、果汁0%の炭酸飲料である。 ジンジャーエールは、約100年前の1904年にカナダで開発され、その後、1920年代アメリカの禁酒法によって、酒類の販売が一切禁止されている時代に、シャンパンに似た口当たりと風味から「アナザー・シャンパン(もうひとつのシャンパン)」と呼ばれ、爆発的なヒットとなったそうだ。 (それにしても、禁酒法などという馬鹿げた法律がよく続いたものだと感心するが・・・) 以来、ジンジャーエールは、食事に合う大人の飲み物として、食前酒の代りとしても人々に愛されてきた。 しかし、日本では、ジンジャーエールという名前を知らない人はいないと思うが、同じ炭酸飲料でも、コーラに比べるとややマイナーな存在であるのは否めない。 ジンジャーエールは、炭酸好きなら、たまには飲んでもいいかなという人も多いと思うが、明確なジンジャー中毒という人はいないのではないだろうか? 一方、コーラの方は、毎日飲む、あるいは、一日に数回飲むという人も多いだろう。 ちなみに、私は、昔、ペプシ・コーラの飲み比べのCMに出たことがあったが、普段、コーラは飲まない。 やはり、コーラの方が「クセになる」のだろうか? その昔、コカ・コーラには、COKEというその名のとおり、コカインと同じコカの葉から抽出した成分が含まれていた。(当時のアメリカでは、コカインは違法ではなかった) 1960年代のアメリカで、コカインなどの薬物が社会問題となり、コカ・コーラが麻薬と同じ成分であるとか、成長期の子供に悪影響であるなどという理由で、全米でコーラの不買運動が起きたのである。 黒い色をしていることから「悪魔の水」などと言われ、PTAや消費者組合などから糾弾されたのだ。 その後、コカ・コーラは、成分を変更してコカインに類するものは一切含まず、人工的にあの味を出しているとのことである。 しかし、コカ・コーラの成分はトップ・シークレットとされ、あの味の秘密は一切明かされていない。 コーラには病みつきになるような一種の中毒性があるとも言われることから、今でも中毒性のある「何らかの成分」が入っているのでは?という噂が絶えないのである。 1960年代以降、コカインの使用が禁止されてからは、コカインは使用されていないはずだが、なぜかコーラには中毒性があるようだ。 コカ・コーラの成分の秘密は、JFK暗殺と並んでアメリカの三大シークレットの1つである。 実は、現在は、「カナダドライ・ジンジャーエール」は、コカ・コーラ社が販売している。 さらに、ほとんど見かけないが、「カシス・ジンジャーエール」というものも発売されている。 こちらは柑橘系のカシス味にしたジンジャーエールなのだが、カシス味ならジンジャー(生姜)ではないではないか!という普通の炭酸飲料である。 カシス・ジンジャーエールは、私がジンジャーエール好きと知る友人が、わざわざ買ってきてくれて、一度だけ飲んだことがある。 さらに、2003年6月、ライム・ジンジャーエールというのが発売されたそうだが、これはまだ見たことがない。 元祖ジンジャーエールでさえ、ショウガが入っているわけではなく、さらに生姜味でもないカシスやライムがどうしてジンジャーエール?とも思うが、ジンジャー好きとしては、ジンジャー・ファミリーの充実は喜ぶべきことだろう。 早く、ライム・ジンジャーエールを飲んでみたいものだ。 きっと、カシス・エールやライム・エールというネーミングだったら飲まなかっただろう。 〆ワサビ 〆ハミガキ 〆左利き 〆ジンジャーエール 〆紅茶の不思議 〆音楽と信仰 |
